上海通信Shanghai Report

飲茶~広東食文化

2023年05月19日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

前回に引き続き広東省のネタです。

さて、広東食文化の一つに飲茶があります。夜はあまり飲茶はしませんが、朝食と昼食には、丸テーブルに家族やら、親戚やら、友達やら、友達の友達とか親戚の友達とかほとんだ誰かわからない人まで入り混じって、ワイワイガヤガヤ長い時間をかけて飲茶となります。

それにしても、広東人というのは、ほんとうに朝から晩までお茶を飲み、点心とか小吃と言われる軽食を一日中食べ、そしてこちらの会話が聞こえないくらいの大声でおしゃべりをするのです。これもまた、文化と言えば文化なのです。

華南エリア(香港、マカオ含む)は、言語も日常主に広東語という方言を使いまして、言語学的には、上海語なんかよりもはるかに習得が難しいのです。さらに言いますと、広東語の中にも地域ごとに複数の方言がありまして、同じ広東人同士でも相手が何を言っているのか、わからないそうです(笑)。

また、気候も、ほぼ1年を通じて、中国というよりは東南アジアのような蒸し暑さがあり、北京や上海にはない街の匂い、独特の文化を感じることができます。ただ暑いだけでなく、激しい湿気は、体力の消耗スピードが速いのですが、しばらく住んでいると少しづつ身体が順応します。

”食在広州”=食は広州にあり、うまいものを食べることも広州での楽しみのひとつなので、南の方まで足を延ばす機会があれば、ぜひ本場の飲茶文化に触れてみてください。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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