上海通信Shanghai Report
静安寺~キンキラ金の都市型寺院
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
当社のオフィスのすぐそばに静安寺というお寺があります。
静安寺は3世紀頃に建立され、江南地区に影響を与えた寺院だと言われています。静安寺という名称になったのは1008年だそうです。1860年の太平天国の乱では寺の殆どが焼失しており、1880年に再興、その後共同租界が寺周辺まで拡張され、商業地区として発展しました。1972年に火事により焼失。その後1984年以降再建され1991年5月には仏像の開眼式が行われました。
更にその後の地下鉄工事などで改築が行われ、現在の姿に変わっています。商業地区の中にあるため、キンキラの姿の上に、ビル化された寺院の一階は商業施設がならび、まさに都会のど真ん中にある寺院になっています。
実は、静安寺について、私はある中国人(南方の方のひとなんですが)から聞いた話があります。もともとこの辺りは風水が悪いエリアだそうです。詳しく話を聞くと、大阪で言えば大阪城の鬼門みたいな感じだそうです。なので、厄除け的な存在として、静安寺が建立されたとか。ホントかなと思いますが、風水好きな南方の人が言うから、意外と気の流れが悪い要素があるのかもしれません。それにしても、金閣寺も真っ青になるくらいキンキラ金のお寺です。隣には、昔のそごう、いまは久光という百貨店がありまして、そこそこ長く商売を続けているところを見ると、ま、風水が悪いと言っても、商売に向かないというほどではないようです。ちなみに最近では、宜家=IKEAも出展してきました。うん、大丈夫大丈夫。
ということで、私たちビューティーワークス上海も今年4月に、ここ静安寺にオフィスを移転してきました。厄除けのお寺のパワー、パワースポットの力によって、商売繁盛といきたいところです。
みなさま、上海に来られたときは、ぜひお立ち寄り頂ければ幸甚です。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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