上海通信Shanghai Report

街中のレンタル自転車

2022年07月21日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

上海は、ひたすら猛暑が続いていて、時折熱帯エリアのようにゲリラ豪雨にもなります。PCRストレスも相まって、体調を崩すひとも増えています。

さて、上海の街中、至る所にモバイクと言われるレンタル自転車があります。携帯電話のappでスキャニングすると解錠して、すぐに乗れて、乗り終わって施錠すると支払いも携帯で完了します。
料金は1.5元(30円)~ですが、appで会員になったり、回数券を購入したりするとさらに割安になります。

哈罗という青色のものと、美团という黄色いものがあり、たまにまた別の会社の緑色のものがあります。

タイヤはソリッドになっていて、基本的にパンクはしませんが、乗り方が雑な人も多くて、ハンドルとか、ペダルとか、ブレーキの調子が悪いものがあるので、利用する前に状態のいいものを選ぶ必要があります。

また、一応、指定場所に止めないといけないのですが、ほとんどの人は守りません。ただし、GPS管理されていて、あまり迷惑な場所に繰り返し止めるとブラックリストに載ります。

もう一つの問題は、当たり前なのですが、駅の周辺に乗り捨てが集中しますので、駅の前なんかは自転車の山になって健全な通行に支障をきたすのです。なので、時々管理会社のトラックが来て、自転車を積んで、あちこちに分散させるという作業が発生します。

日本では、このような迷惑は社会で受け入れられないし、すぐにクレームになるので、こんなサービスは浸透しないと思うのですが、中国の場合は、迷惑は迷惑として感じていても、それ以上に利便性を感じていれば、あまり文句は出ないわけです。

いまでは、市民生活になくてはならない存在で、私も時々活用しています。まだあまり自動車が走っていなかった時代に、中国は自転車大国と言われていましたが、レンタル自転車のモバイクサービスは、まさに現代版自転車大国を彷彿させる風景です。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶応義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士
課程修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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