上海通信Shanghai Report

茅台酒で上海家庭料理を楽しむ

2022年10月11日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

上海では、最高気温が20℃を下回る日が続いています。
また、国慶節休暇、多くの人が移動したことが原因とみられる感染拡大が再び起きています。
あちこちの居住小区や商業施設は封鎖となり、生活だけでなく、ビジネスにも影響が出始めています。
またロックダウンにならないことを祈ります。

さて、地下鉄10号線x14号線豫園駅の北側徒歩5分程度の場所、河南中路と金陵东路の交差点付近に新珍后餐厅という地元上海家庭料理のお店があります。
観光名所豫園に近いということもあって、観光客も多いですが、上海人もたくさんやってきます。

このような、どローカルで、しかも観光客もやってくるお店に来るときは、絶対に上海人の友達と一緒に来ることをお勧めします。
ぼったくられないということもありますが、それよりはむしろ、そもそもメニューにないものを適当にオーダーしたり、調理法をあーどこーだと指示したりしてくれるからです。
さらに、上海語でオーダーすると、海鮮でも、内臓系の肉でも、野菜でもなんでも新鮮なものを提供してくれます。
上海人が外省人を馬鹿にしているというわけではなく、特に上海人の間に悪い評判が立ったらまずいという防衛本能だそうです(笑)。

また、上海の飲食店は、酒の持ち込みOKの店がほとんどでして(暗黙の了解、細かいことは気にしない)、この日は、茅台酒1935限定品(中国の白ワインこと穀物酒の最高級白酒)、1本日本円で10万円以上するレアものを持ち込みます。

ちなみに1935年というのは、中国共産党が国共内戦時代に貴州茅台に逃げ込んで、そこから反撃に転じた年です。

中国の人と、そういう歴史の話をしながら(政治の話はしないほうがいい笑)、飲んだり食べたりする時間はとても楽しいひと時なのです。

**************************************
文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶応義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士
課程修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
**************************************