上海通信Shanghai Report
真冬の天安門広場
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
首都北京からレポートです。内陸で盆地のような地形になっている北京の真冬は、底冷えのする厳寒の街です。そして、この日は、まさに北京の冬らしい、霞がかかったどんより曇り空です。
天安門広場は、ゼロコロナ政策終了の契機となったデモがあったりしたせいなのか、広場に入るためのチェックがとても厳しくなっています。地下鉄の出入り口も数か所に制限されているし、持ち物検査には長蛇の列ができています。ちなみに、ワタシは、荷物チェックのお姉さんに、手の消毒液を没収されました。抵抗して国家転覆罪で拘束されたりするとまずいので、素直に従います。
北京は上海に比べても、いちいちスケールがでかすぎて、街を散策するには時間と体力が必要です。天安門周辺でも、広場をくまなく回ったり、故宮を見学したりするとめっちゃ時間がかかります。今回は、取材時間が限られるため、象徴的な部分だけを見て回ります。中を突き抜ける時間がないため、外側の道をすり抜けて、影山公園へと向かいます。丘の上から眺める景色も壮大ですが、週末とはいえ、この寒さの中、たくさんの観光客でごった返していることの方がむしろ驚きなのです。
コロナ禍で苦しんだこの3年あまり、極力上海から外に出ることをしてきませんでしたが、いま、ゼロコロナ政策が転換され、国内の移動が比較的自由になりました。なので、ブログのタイトルは「上海通信」ですが、今後は機を見て、上海以外の中国の街からも様々な情報を発信していきたいと思います。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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