上海通信Shanghai Report
水の都蘇州を歩く~その1
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
上海市内散策だけでなく、近隣への小旅行をしても気持ちのいい季節となってます。
さて、蘇州は、上海のすぐ隣、江蘇省の南東部、長江デルタの中心に位置します。西側には太湖、東側には長江が流れ、運河に囲まれた市街地には白壁と黒瓦の家並みが見られます。水路に小舟が行き交う情景から、”東洋のベニス”とも言われています。唐代にはシルク産業が、宋代には魚や米の貿易として発展してきましたが、いまでは、積極的な外資の投資誘致で、最先端技術都市としての姿も見せ始めています。市内には、庭園のほか、大運河に関連した施設や街並みが多くの世界遺産になっており、週末ともなると多くの観光客で賑わいます。陸側から水路を見るだけでなく、水路を走る遊覧船から見る風景もまた風情があります。蘇州は、ここ十数年で、伝統的な中国の歴史や文化と近代的な街並みが見事に融合する都市に変貌しています。
上海からは、高速鉄道で約30分くらい、料金は1等席でも片道70元ほどです。さて、この日は、平江河沿い、平江路歴史街区を散策してみます。陽気が良くなってきた週末のため、老若男女、多くの人でごった返しています。若い人もたくさんいますが、外国人は少なめです。ストリートには多くの飲食店、お土産屋さんがひしめき、日本で言えば、鎌倉とか京都のような感じです。中国的なお店だけではなくて、コーヒーショップやクレープ屋さん、フレッシュジューススタンドのような若者受けするようなお店もたくさんあります。
また、若い人の間で最近はやっているのか?漢民族の民族衣装である漢服を来て、街を歩き回ったり、写真を撮ったりする女性を多く見かけます。漢服レンタルのお店もたくさんあります。京都で舞妓さんに変身するのと同じようなものです。
お隣の街とはいえ、近代的な都市である上海とは、その風情が全く違いますし、歴史の重みも感じることができます。日帰りではなかなか蘇州を全部知り尽くすことはできませんが、東京から大宮に遊びに行くように、上海からは本当に近いので、天気のいい日を見計らって日帰り小旅行を何度も楽しむのがいいかもしれません。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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