上海通信Shanghai Report
晩秋の黄浦江沿いを歩く
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
上海は、昨日からいきなり10℃近く気温が下がりました。秋もずいぶんと深まりまして、寒い寒い上海の冬は、もうすぐそこまで迫っています。
週末、晩秋の風を感じながら、浦東側黄浦江沿いの公園、遊歩道をゆっくり、ぶらぶら、歩きます。
上海では、いまでもわりと厳しいゼロコロナ政策が堅持されており、突発的にオフィスや居住小区が封鎖されたりするほか、市外から上海に入った場合、5日間は公共スポットには出入りできないといったローカルルールもできまして、市民生活や経済活動にも大きな影響が出ています。毎日のPCR検査(飲食業など一部の人以外の一般ピープルは72時間毎)、それに、どこに行くにも要求される场所吗のスキャンや健康コードの提示には、だいぶ慣れましたが、国籍に関わらず多くの人は断続的な行動制限に一定のストレスをためているのです。
それでも、春先のロックダウンに比べたらまだましと言えるのは、こうして、条件さえ満たせば、自由に季節を楽しむことができるからです。
リバーサイドでは、多くのひとが、散策したり、ジョギングしたり、サイクリングしたり、キックボードやスケートボードをしたり、カフェでのんびりしたり、ストリートライブを楽しんだりといった、本来であれば、ごく当たり前の日常を垣間見ることができます。
ふと思うのですが、いまの状況が、上海という大きな檻の中に、人間という動物が飼育されているような気分になるのは、ワタシだけでしょうか。対岸の浦西側のビルの隙間から見えるとてもきれいな夕陽を見ながら、そんなことを思うのです。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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