上海通信Shanghai Report

日本的飲食店街~通称オバマ広場

2023年09月26日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

最高気温が30℃を下回る日が増えました。秋です。

延安西路と伊犁路が合流するところに、中文名称がわりと短期間でころころ変わり現在は禧瑞广场、通称オバマ広場と呼ばれている日本的な歓楽街があります。私の自宅からは徒歩圏内なのでそれほどの不便は感じませんが、どこの地下鉄の駅からも微妙に遠くて、決して便利がいいとは言えない場所に、なぜここの一角だけが飲食街として賑わうようになったのかは、1つめの謎です。

焼き鳥屋さん、焼肉屋さん、お蕎麦屋さん、おでん屋さん、お寿司屋さん、鰻屋、ラーメン屋(大阪王将)、洋風レストラン、カフェ、パブ、カラオケバーなどなど、わりとなんでもあります。お客さんも勿論日本人もいますが、結構中国人もたくさんいます。

わりと前から存在する歓楽街ですが、一度数年前にオーナーが変わって、全面改装リニューアルしまして、最近ようやくテナントがフルオープンしてきた感じです。

また、なぜ”オバマ広場”と言われているのかも、なんとなく知っている人はいなくて、2つ目の謎でだったんですが、いろいろと調査したところ、上海バブル絶頂期のころ、たぶん10年くらい前、この場所にオバマクラブという会員制高級ナイトクラブあったそうで、その名残りのようです。成金の大金持ちとか、芸能人なんかも出入りしていたようで、当時、高級外車がずらりと並び、一日で数万元から数十万元を消費するようなお店だったそうです。いまでは大衆的なお店が集まっていて、時代の移り変わりというか、栄枯盛衰を感じます。

今の季節は、平日、休日問わず、アウトサイドの席で飲むビールは格別ですし、寒くなりますと、おでんや鍋なんかをビニールハウスの中で食べたりすると、日本にいるような感覚になり、上海の日本人居住者には憩いの広場になっています。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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