上海通信Shanghai Report

日式スーパーマーケット

2022年07月19日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

さて、地下鉄2号線×15号線娄上关路駅から徒歩5分くらいのところに金虹桥というショッピングモールがありまして、コーヒーショップとかレストランとか居酒屋とか、アパレルショップ、雑貨屋さんなんかがテナント出店しています。

その中に、APITAという日本のスーパーマーケットがありまして、上海に居住する日本人にとっては勿論のこと、日本好きの中国人にとっても欠かせない存在です。野菜、果物、肉魚、お菓子、その他食材、食料品、調味料、弁当、総菜、アイスクリーム、酒、トイレタリー、生活雑貨などなど、普通に生活するうえでここで手に入らないものはほとんどないです。

ただ、価格は様々で、私のような面倒くさがりの単身赴任者は別としてローカル店と使い分けをしている日本人も多くいます。所謂生鮮食料品は、衛生とか品質を度外視するならローカルの路面店に比べると2倍以上の高い値段がつけられています。一般的な食材も日本や世界各地からの輸入品、日系はじめ海外ブランドの現地生産品、ローカル企業の商品で大きく値段が違うので、よくこのカテゴリーを見極めて判断しなければいけません。

例えば、ビールですが、値段を見ますと、日本の酒税がいかに高いのかがよくわかります。350ml缶(中国は330mlが主流)はローカルブランド3-4元、日系欧米系ブランド現地生産品7~9元、日本からの輸入品11-12元という具合なんですが、今の異常な円安為替レートで計算しても日本と同じ値段か、あるいはちょっと安いくらいです。輸入品には輸送費がかかっていることを考えるとその分が完全に相殺されている状態です。
ちなみに日本円がいまのように安くなかった頃は、同じ350mlは日本のディスカウント酒屋で買うよりも上海で買ったほうが安かったわけです。

一方日本のほうが圧倒的に安いものがあります。ワインです。日本では1000円以下で結構まあまあ美味しいワインがたくさん売られていますが、上海ではかなり探し回ってやっと最安値1500円くらいです。

ただ、総じて、一般的、平均的には、日本からの輸入品はだいたい日本価格の1.5~2倍の値付けになるようです。

なんでも手に入る便利な街とはいえ、日本と同じような生活レベルを維持しようとしますと、いまは日本円の価値が下がって目が飛び出るくらいにびっくりするような買い物金額になりますので、家族帯同で駐在しているような方は、もっと円が頑張ってくれないと、この物価高の上海での生活が大変かなと思います。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶応義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士
課程修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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