上海通信Shanghai Report
大正ロマン日本租界@上海
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
季節が大きく変わった9月も今日で終わり、今年もあと3ヵ月となりました。中国では、明日国慶節を迎え、街中にはあちこちに中国旗が設置されています。
さて、地下鉄3号線虹口足球场駅から徒歩10分ほどの周辺が通称日本租界と言われているエリアになっています。
四川北路を南下すると、多伦路通称鲁迅小道や山陰路など、戦前、この辺りには10万人もの日本人が暮らしていたそうです。ただ、そもそも正式には「日本租界」というものは存在しておらず、実はイギリス、アメリカなどが築いた共同租界のなかで、日本人の居住が多かった地域のことを、一般にこう呼んでいます。
たしかに道はヨーロッパのような石畳、建物とかの雰囲気は日本の大正ロマン、大正時代にタイムスリップしたような気分になります。東横浜路とか横浜橋とかいう標識もみられます。
残念ながら内山書店旧址は修復中でしたが、魯迅と内山完造が文学を語らい、詩人金子光晴が気ままに歩いた戦前の日本人街を、一人ゆったりと歩くとレトロな気分に浸ることができるのです。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶応義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士
課程修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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