上海通信Shanghai Report

城市暖冬计划~真冬の露店イベント

2024年01月23日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

上海は週末からどんどん気温が下がりまして、今日はついに最高気温0℃になりました。風も冷たくて、めっちゃ寒いです。

さて、先週まで、私たちのオフィスからすぐの静安公園の前で、城市暖冬计划(URBAN WARM WINTER PLAN)というたくさんの露店が軒を連ねるイベントをやっていて、そして、その横では、寒い寒い冬空の下で、投げ銭式の路上ライブをやっていました。

静安公園の入口、南京西路を挟んで対面には、静安寺、そしてその横が久光百貨店、さらにちょっと東に行くとケリーセンターなんかがありまして、結構街の真ん中の一等地です。ランチタイムはもとより、一日を通じて結構な通行量があって、集客力があります。なので、このスペースでは一年を通して、いつもこのような露店マーケットが出るイベントをやっていて、季節ごとに、中国各地の特産品とか、東南アジアの果物とか乾物などが販売されています。日本のお祭りの屋台のような感じです。

一つ一つのお店を覗いてみると、なかなか興味深い食べ物が陳列されていたり、実演販売されてたりしますし、アイスクリームやアクセサリー、雑貨なんかも売っています。中国歴が長い私なんかだと、山査子の水飴なんかは懐かしいなとか思ったりはしますが、外国人的には、なかなか手を出しにくいものも多いように感じます。

昔、中国の田舎に行きまして、このようなマーケットとかで物を買うときは、屋台のおっちゃんやおばちゃんと、高いの安いのと交渉したりして、勝った負けたと思いながら、人民元の現金で支払ったもんですが、いまは交渉なんかするせこいやつは皆無だし、持っているだけで病気になりそうなくらいボロボロに汚い人民元のお札握って払うというようなこともなく、ゆえに偽札をつかまされたりすることもありません。料金交渉なし、くだらない会話のキャッチボールなし、定価購入&QRコード支払いと、極めてスマートですが、自販機で物を買っているのとあんまり変わらず、人間社会ってホントにこれでいいのだろうか?とふと考えたりします。

***************************************
文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
***************************************