上海通信Shanghai Report

吉卜力工作室物语@上海~スタジオジブリストーリー

2024年05月21日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

連日30℃近い気温、夏に近い陽気になってますが、まだ湿度が低いので、過ごしやすいです。

さて、スタジオジブリ公式の没入型アート展「スタジオジブリ・ストーリー」が、4/12~10/31までの約5ヶ月半の期間にわたり、上海国際傳媒芸術中心にて開催されています。世界初開催となります。

延べ2800㎡にも及ぶ大型展、3館連動で開催される本展では、「トトロ」に登場するネコバスや「ラピュタ」のロボット兵、「千と千尋の神隠し」の商店街などが再現されたエリアや、デジタル技術と「ナウシカ」や「もののけ姫」の世界を融合させた没入体験エリア等がありまして、撮影スポットもあちこちにあります。また、最新作「君たちはどう生きるか」の映画の裏側に迫るエリアも設けられているほか、アート展限定グッズやテーマカフェなども展開され、ジブリファンは見逃せないアート展となっています。

チケットは、中国版チケットぴあ”大麦”で購入できます。チケット料金は、大人ひとり、月曜日から木曜日が158元、金土日が198元で、一般的な中国人に聞くと半分くらいなら行ってみようかなという人が多いですが、ファンだったら料金はあまり気にならないのかもしれません。

私個人的には、日本が誇るアニメ文化の海外展開はどんどんやるべきだと思うし、実際に中国でも、テレビで日本アニメをみて育った80后以降の世代では、日本アニメは高い人気があります。

引き続き景気停滞気味の中国において、明るい話題は少ないのですが、こういったアート領域での交流はどんな時代でも必要だし、いま、なんとなく湿っぽくなりがちな日系企業に対しても、ビジネスチャンスの起爆剤として大いに期待したいものです。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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