上海通信Shanghai Report
中国発展の象徴~外滩の夜景
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
上海も、朝晩、上着なしでは寒さを感じるようになってきました。新型肺炎発生から数えて3度目の冬がやってきます。
さて、今回ご紹介するのは、外滩(Bund)です。外滩は、北京の天安门广场と並ぶ、中国を代表するスポットであり、また、この数十年、中国経済の目覚ましい発展を象徴する景色でもあります。
南京西路から南京东路を黄浦江に向かって歩くと、その突き当りに外灘があります。上海の地元のひとというよりは、観光客が多い場所です。
ワタシが最初に中国にやってきた30年前、外滩から見る黄浦江の対岸、つまり浦东というエリアは真っ暗闇で、中国人の友人に、将来あそこにもう一つの香港ができると、結構真剣な眼差しで説明されても、全く信じることはできませんでした。
現在では世界のハブ空港にもなっている浦東国際空港もないし、18号線まで開通している上海地下鉄も存在しなかった時代のことです。
あれから30年、見事に、一応香港のような景色、一応金融センターができたことに、ただただ驚き、当時友人の言葉を悪い冗談だと思った自分をちょっぴり恥ずかしく振り返るのです。
秋の夜風に吹かれながら、そんな、大昔の上海のことを思い出しつつ、感慨深く、外滩から対岸の夜景を見つめるのです。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶応義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士
課程修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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