上海通信Shanghai Report
上海唯一のハワイアン~ALOHA SOLARE
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
上海は、30℃を超える真夏のような日があったかと思えば、いきなり翌日には気温が10℃も下がるといった、激しい気温のアップダウンもあります。また、梅雨の季節が迫っているのか?雨模様の日が増えてきたり、真夏のようにゲリラ豪雨に見舞われることもあります。なんとも、不安定な気候です。
さて、水城路と天山路の交差点から天山路を少し東に行ったところに、”ALOHA SOLARE”というハワイアンバルレストランがあります。昨年末のオープン当初は、”ALOHA DECK”という店名でしたが、今年の春節を挟んでオーナーが”SOLERE”というイタリアンをやってる方に変わったので、店名も変更になりました。
ちなみに、メニューもなんとなくハワイというよりは、イタリアンなものが多く見られます(笑)。それでも、ポキとか、ロコモコとか、トマホークステーキとか、ロブスター(エビ)、それに何かとパイナップルを使った料理なんかがありまして、ギリギリハワイアンかなとは思います。
その他、店内のモニターにはハワイの映像がずっと流されていたり、ハワイ系の雑誌なんかも置いてあって、一応辛うじてハワイアンというコンセプトが保たれています。でも、やっぱり、ハワイと言えば、バカでかいビールジョッキとか、なんといってもハンバーガーでしょと思い、マスターにメニューのついかとコンセプトの徹底を提案します(笑)。
実は、よく考えてみると、現在、上海には、ハワイアンという飲食ジャンルはありません。なんで、ニッチ領域ということで、流行る可能性はゼロではないですが、やはり上海の飲食店は、上海人というか中国ローカルのファンが付かないと継続が難しいというのも現実です。しかしながら、現時点では、客層の8割は日本人とのこと。中国人にリサーチすると、中国人はもともとあまりハワイには興味ないというか、アメリカはビザとかややこしいから行かないそうです。東洋のハワイと言われる海南島(三亚)は国内旅行で簡単に行けるし、手軽に安く行ける東南アジアのリゾート地のほうが人気があるようです。
夏に向かうこの季節、そんな上海で、ハワイアンという一点突破&ニッチ領域の飲食店が上手くいくのかどうか、とても楽しみしています。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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