上海通信Shanghai Report

上海の日系コンビニ

2022年07月15日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

連日40℃以上の猛暑が続いています。

さて、上海の街には日系、外資系、ローカル系、入り乱れてたくさんのコンビニエンスストアがあります。日系でしのぎを削るのは、お馴染みの御三家セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートです。

しかしながら、事情は日本と若干違いまして、2000店を超えるファミリーマートが独走、追いかけるローソンはその半分ほど、そしてセブンイレブンは更にその1/10くらいしかありません。

中国語でセブンイレブンは七一一(チーヤオヤオ)、ローソンは罗森(ルオスン)、ファミリーマートは全家(チュエンジャー)といいます。

店内で販売しているアイテムはどこもあまり変わりませんし、進出してきた最初のころに比べると、おにぎりとかもおいしくなったように感じます。また、日本のようにイートインできる店舗もあります。

それでも、先日久しぶりに一時日本に帰国してコンビニに入ってみると、やっぱり日本のコンビニは凄いと感じるわけです。特にコンビニスウィーツという領域に至っては世界に類を見ないクオリティの高さだと思うのです。中国がここに追いつくにはまだ相当な時間を要するはずです(でもいつかは必ず追い抜かれるはず)。

一方、デジタルという視点で見ますと、ほとんどの店には自動会計システムが導入されていますし、完全なる無人店舗も結構あったりします。日常生活で現金の受け渡しはほぼない社会ですので、その点では日本よりも先んじているようにも見えます。

今年は、異常な暑さの夏ですので、市中の至る所にコンビニがあってくれるのは、本当に助かります。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶応義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士
課程修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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