上海通信Shanghai Report

三里屯~北京おしゃれストリート

2023年04月25日

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。

今回は、首都北京からのレポートです。

北京地下鉄10号線の农业展览馆駅下車、东直门外大街を西に向かいます。インドネシア大使館、ミャンマー大使館、アフガニスタン大使館、ハンガリー大使館を左手に見ながら直進して、カタール大使館のところを南下していくストリートを三里屯といいます。

ワタシが企業駐在員業をしていた25年ほど昔、1995~1997年のころ、この通りは通称”汽车配件街”と呼ばれ、たくさんの自動車部品屋さんが軒を並べていました。ちょうどその頃、NHK中国語講座にも出演していたファンキー末吉氏がjazz屋という小さなバーを出したのがきっかけなのか、その後レストランとか、カフェとか、バールなんかが立ち並ぶようなお洒落なストリートに変身、現代になると、太古里という巨大なショッピングモールまでできました。このショッピングモールの規模はちょっと想像できないくらいに巨大で、世界中の名だたるブランドが全部出店してるんじゃないかと思えるほど豪華なブランドショップが並びます。

人口2200万人北京市のなかでも、特に市街地は再開発がどんどん進みまして、もはやワタシが暮らしていたころ、つまり地下鉄は1号線と2号線だけ、幹線道路は二環路と三環路しかなく、買い物といえば西单かせいぜい塞特(ヤオハン)、秀水市场でバッタもんを買いあさっていた老北京の姿はどこにも見ることができません。

しわしわの老人がのんびり暮らしていた四合院や、迷路のようになっていて一度迷ったら簡単には抜け出せない胡同は、いまどうなったんだろ?と、無駄に心配したりします。

国が、街が、そこで暮らす人々が、どんどん豊かになっていくことはきっといいこと、それでも、伝統的な文化も鼓動し続けて欲しいなとは思ったります。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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