上海通信Shanghai Report
ドイツクリスマスマーケット
新年あけましておめでとうございます。Beauty Works Shanghaiの清水です。
中国の年越しは、それほど重要視されておらず、今年はたまたま週末にかかりまして3連休にはなりましたが、普通の週末のように淡々と時間が流れます。3連休は天気こそ冴えませんでしたが、寒さは少々緩み、穏やかな正月となりました。
さて、昨年の12月15日から昨日2023年1月2日まで、木曜日から週末日曜日に、外滩中央内庭にてドイツクリスマスマーケットが開催されていました。
イベントの開催がちょうど、中国のコロナ政策が変更になったタイミングでしたので、一時期、来場者が減ったりしたようですが、イベント後半にはだいぶ戻ってきました。この時期、主催者側の入場管理も、来場者社の健康管理も、不安定な状態での開催となり運営も大変だったのかなと思いましたが、この3年間、上海ではなかなか大規模なイベントというものができなかったことを考えれば、未来を明るく照らす、とてもいいイベントだったのではないかと思います。
まずは、スマホで事前予約、チケット20元を購入して(当日現場でも購入可30元)、送られてきたQRコードを入口で見せて入場します。中庭はわりとヨーロッパ的雰囲気満載です。
会場内、来場者の7~8割は中国人のカップルやファミリーですが、多くの欧米人もいまして、一瞬ドイツのイベント来たかのうな気分にはなれます。
オランダのフライドポテトをあてに、ドイツのクラフトビールビールやホットワインを飲んだり、欧州のやや甘めのケーキにコーヒーを楽しむ、キャンドルとか可愛らしい雑貨なんかも売られています。
それにしても、思うのは、巷、特に日本のマスコミ報道では、上海は感染拡大し現在ピーク、市内にはウィルスが蔓延して人口の半分は感染、医療崩壊、火葬場に行列ができて、、、などと、えらいことになっているように情報発信されているのですが、現実は、このように普通に楽しいイベントも開催されていて、たくさんの人が来場して大盛り上がりになっています。
目まぐるしく変わる現実と、情報発信のタイムラグもあるのか、正直、何が真実で、なにがフェイクなのか、わからなくなるのです(笑)。
本年も『上海通信』では、上海の”いま”を、できる限りタイムリーに伝えていきたいと思っています。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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