上海通信Shanghai Report
ジャパニーズサラリーマンの憩いの場~新世纪广场
こんにちは、Beauty Works Shanghaiの清水です。
娄山关路x兴义路、地下鉄2号線x15号線娄山关路、あるいは地下鉄10号線伊犁路から10~15分くらい歩いたところに、新世紀広場というジャパニーズ歓楽街があります。この界隈には歴史的に日本人が多く住んでいて、建物の1~3階には飲食店が入居し、その上にはアパートがあります。建物は結構古いものになりますが、いまでも多くの日本人が居住しています。飲み屋の上に住むっていうのも便利で悪くないのですが、その人の性格によっては人生が破滅する可能性もあるので、このような環境に住むことは熟考のうえ、決断すべきだと思います。
入居する飲食店はバラエティ豊富で、普通の和風居酒屋、洋風居酒屋、お好み焼き屋、焼肉屋、寿司屋、うなぎ屋、串揚げ屋、ちゃんこ鍋屋、ダイニングバー&レストラン、ラーメン屋、蕎麦屋、割烹、イタリアン、中華料理屋、普通のバー、KTV(つまりキャバクラ的昭和のキャバレー)、、、などなど基本的にはなんでもあります。
上海にいる日本人でこの歓楽街を知らない人はおらず、夜な夜な、週末は昼から、多くのお客さんで賑わっています。もちろん中国人もたくさんいます。そして、それぞれに贔屓のお店なんかがありまして、因みに私も数件あります。真上のアパートメントに居住する単身赴任の日本人なんかは、出張や一時帰国で不在の時以外は、1年365日毎日同じ店に来ている人もいます。
このような活気あるジャパニーズ歓楽街も、コロナ禍の3年間はとてもひどい目にあっていましたが、確認する限りはつぶれた店はほとんどなく、ある意味凄いことです。ただ、店主に聞くと、駐在員も減り続けて大変なんですが、それ以上に出張者がいなくなったことのほうが、影響が大きいとのこと。出張者は、海外に来ると気が大きくなり、会社の金は勿論のこと、自分の金でも、景気よくバンバン使ってしまうからです(当然後から後悔します)。
10~15年くらい前、ジャパニーズカンパニーの勢いが良くて、上海の経済成長の波に乗り、みんながそれほど努力しなくても、美味しい思いをし、羽振りもよかった古き良き時代はもうやってこないのでしょうか。。。(笑)
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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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