上海通信Shanghai Report

【上海生活の第一歩】どこに住むべき?住宅事情について

2023年01月13日

 

こんにちは、Beauty Works Shanghaiの阿南です。

来週末から春節ということで、日に日にスーツケースで移動する方が多くなってきています。
私の行きつけのローカル飲食店も2月頭まで休みになり、街中も少しずつ人が消えていっている気がします。

さて、今週の【上海生活の第一歩】は、上海の住環境について書いていきます。

以前、弊社清水が 中国的住居システム~小区】において、
中国の住居について記事を書きましたが、私からは、一人の赴任者の目線でご説明いたします。

◆日本人駐在員はどこに住むのか?


どこの国でもそうですが、上海にも日本人に人気のエリアが存在します。

よく言われているのが、虹橋国際空港(ホンチャオ)と浦東国際空港(プードン)をつなぐ
2号線の娄山关路(ロウシャングワンルー)、中山公园、威宁路(ウェイニールー)が日本人が多い駅かなと思います。
※画像は日本語表記です。

日系スーパーや和食レストランも多く、NITORIやUNIQLOなどの日本でなじみのショップもあります。
そのためそのようなお店に入ると、スタッフの方も「いらっしゃいませ」と日本語で出迎えてくれます。
また、この近辺には、大型の商業施設もあり、日用品や服飾店なども簡単に入手でき、中国に慣れていない方でも過ごしやすいエリアだと思います。

 

◆サービスアパートメントとオーナーマンション

中国には大きく分けて「サービスアパートメント」と「オーナーマンション」タイプの2種類があります。

サービスアパートメントは、エントランスにコンシェルジュがいて、困りごとがあれば対応してくれます。また、物件によってはシーツやタオルの交換や清掃などもしてくれるところもありますし、朝食会場もあったりします(写真右)
要はビジネスホテルをイメージしていただければと思います。

オーナーマンションは、契約内容としては、日本のアパートやマンションとほぼ同じ認識で大丈夫です。サービスアパートメントに比べると「サービス」がない分、2割程度家賃は安いと言われています。

 

◆家具家電はどうするのか?

私が知る限り、駐在員が住むような住居については、基本的にはサービスアパートメントでもオーナーマンションでも家具家電がそろっています。
例えば、テレビ、ベッド(フレーム&マットレス)、机椅子、ソファ、洗濯機などは備え付きで置いてあります。

そのような物件は日本ではあまり多くないので、少しお得な気持ちになりました。

 

◆上海での住居選びの際に気を付けること
ここからは私が今の住居に住んだ上で「ここ気を付ければ良かったな」「ここはこだわって良かった」ということを少し書いてみます。
皆さんのご参考になればと思います。

部屋の壁の厚さ
中国は日本に比べて壁が薄いと聞いていましたが、予想以上に薄かったです…。
私が住んでいる部屋は、3LDKの間取りをリノベーションで2部屋に分けていることもあり、壁が薄くて咳の音やテレビの音まで聞こえてきます。笑
(今では気にはならないようになりました)

バスタブの大切さ
上海でもバスタブがない物件は多くあります。
(そもそも日本がそのような物件が多いだけですが)
私も最初はバスタブがない物件でも良いと思っていましたが、上海の冬はとても寒いと聞いていたので、バスタブ付きの物件を選びました。
案の定、寒さと慣れない環境での生活であったため、ほぼ毎日バスタブに浸かって、疲れとストレスを取っています。

オーナーへの設備交渉
日本の場合は、物件を選ぶ際になかなかオーナーさんへ追加交渉などが難しいと思いますが、中国では言ってみる価値はあります。
例えば、私の場合は、
「ウォーターサーバーを付けて」
「電気ストーブが欲しい」
など、ダメもとで交渉してみましたが、意外とすんなり承諾をしてくれました。
不動産会社との関係性もありますが、赴任される方は相談してみても良いかなと思います。。

 

以上になります。
上海での住環境について、少しご理解いただけたでしょうか?

私自身は上海にしか住んだことがないのですが、
おそらく各エリアでも微妙な違いや、上海市内でも異なることがあるかと思います。
これから上海に来られる方(赴任や長期出張)のご参考になればと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

阿南